1: 木になる名無しさん 2022/03/17(木) 10:11:35.62 ID:C/izEfKd9

兵庫県西宮市の小学校で小学6年の男子児童が集団いじめにあった問題で、市の教育委員会は調査報告書をまとめました。クラス29人のうち26人がいじめに関わっていたにもかかわらず、なぜ気付くことができなかったのでしょうか。

【児童の母親】
「なんで近くにいたのに、この子が毎日こんなにつらいのに、気づいてあげられなかったんだろうって。代われるものなら代わってあげたかった」

こう話すのは、西宮市立小学校に通っていた男子児童の両親です。
児童は小学6年のクラスメイトから「きたない」「ゴキブリと一緒にいるみたい」などと言われロッカーにハンドソープを塗られたり、持ち物を消毒されたりしていました。

児童は、去年の4月からいじめを受けていて、11月には「適応障害」と診断され学校に行けなくなりました。

【児童の母親】
「きょうまで無欠席で学校に毎日行ってて、『それが僕の誇りだから』って。『できれば毎日行きたかったけど、ちょっともう限界かもしれない』って。よく頑張ったな、つらかったなって」

学校は、別の児童から相談をうけ、いじめがあったことを把握。
聞き取りの結果、クラスの29人中26人が関わっていたことがわかりました。
両親は教師たちが当初いじめという言葉を使わないなど、学校に不信感を抱き、市の教育委員会に相談。


学校との関係を気にして、相談内容を学校に伝えないよう求めましたが、教育委員会は引き継ぎミスで学校に漏らしていたことが分かりました。

【西宮市教育委員会】
「大変申し訳ございませんでした」

さらに、教育委員会はいじめの概要をまとめた中間報告書を両親に渡した際、こんな約束を求めました。

【音声データ】
「お渡しするにあたってお約束していただきたい事がいくつかありまして。損害賠償請求等の資料として使わないことも、そういう目的のために調査をしてるんではないとご理解いただいて」

調査報告書を損害賠償請求に使わないことを求めたのです。

【児童の母親】
「それを約束しないと見せないかのような…。『出します!』っていう姿勢ではなかった」

文部科学省のガイドラインでは「調査は、争訟等への対応を目的とするものではない」と記載されているものの、裁判への利用は禁じられていません。

西宮市教育委員会事務局・濱本新課長】

――Q:約束しないと見せないつもりだった?

「いや、そういうことではございません。当初からお伝えする項目については決めていて、このお願いをしたことについて、お話をしたうえでお渡しをする。こちらの思いと違うことが伝わってしまったことについては申し訳なく思う」

学校や教育委員会に対する不信感が増す中、両親は14日、教育委員会から一連の問題についてまとめた最終報告書を受け取りました。

報告書接写報告書によると、学年担任はいじめがこのクラスでも起こる可能性があるという意識がなく、いじめに気付くことができる様々な出来事があったにもかかわらず、聞き取りを行うことを怠っていたと指摘。

再発防止策として一人の目ではなく、複数の教師で学年を見て情報を共有するなど、いじめを早期に発見する体制づくりをするとしています。

【保護者】
「市に対しての憎しみであったり、学校に対しての不信感は芽生えてはきたが、でも根底にあるのは同じことが繰り返されないように…と」

報道ランナー

男子児童はおよそ5カ月間、学校に通えないまま、17日卒業の日を迎えます。


no title

no title

no title

no title

【【集団いじめ】ロッカーにハンドソープを塗られゴキブリ扱い クラス29人中26人が加担 「もう限界…」】の続きを読む